大阪生まれ福岡在住の筆者が、自由にボートゲームのあれやこれやを書き連ねるブログです。
ボドゲが活発な福岡から楽しいことも難しいことも発信します。

【レビュー・紹介】ナンバーナイン【大きい数字をより高く…】

どもども、ユーヤです。

皆さんは「自分の好きなゲームの傾向」というものはあるでしょうか?
「短いゲームが好き」「フィギュアがたくさん」「インタラクションが強いやつ」など、傾向を上げだしたらきりがないですよね。

そして筆者は「タイルを配置する・組み合わせる」ゲームが大好きです。個人的に「ボドゲしてる!」と感じる瞬間は、ダイス振ってる時と、タイル並べているときなぐらいには好きですね。

とゆーことで今回は、簡単ルールで手軽にタイル配置に悩めるボードゲームナンバーナインのご紹介です!

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ナンバーナイン(プレイ時間:20分  プレイ人数:1~4人)

【ルール概要・システム紹介】

① 0~9の数字タイルが書かれたカードを裏向きでシャッフルして、1枚めくる。

② めくれたカードに書かれた数字タイルを、すべてのプレイヤーが配置する。

③ 以上を繰り返し、カードがなくなったらゲーム終了。

④ 一番下を「0段目」として、「置いた段数×タイルの数字」で点数計算。
最も高い点数の人が勝利!

ルール概要だけなら、文章を読む方が長いまであるほど簡潔なルールである。
点数が掛け算で入るので、より高い段に大きな数字を置きたくなるが、そうは問屋が卸さない。

上に積むには、以下の2点を守らないといけない。
 1.  積み上げるタイルの下に空きマスがない
 2.  2つ以上のタイルにまたがっている
各数字タイルは2枚ずつあるが、2つ目の制限で「同じ数字を重ねる」置き方はできない。結果的にピラミッド状に重ねることになるので、思った以上に面積確保が難しい。

そして何より各タイルの形。
絶妙にかみ合わない。本っっっ当に絶妙にかみ合わない。
題材が数字なので、鏡映しにタイルを回転させられず(鏡映しにすると数字として読めなくなってしまうため)、そのせいでほとんどの組み合わせで1~2マス嫌な空きができてしまう。1つ目の制限がある以上、空きマスは避ける以外の手立てがなく、高い段ほど、空きマスを避けるほど、置けるタイルの制限は厳しくなっていく。
おそらくこのゲームをやった人は、「0、3,4,7」などの数字が嫌いになるだろう。
(ちなみに筆者は4が嫌いになりました)

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「あと一マス!」に苦しむパズル…

このゲームの面白いところは、「全員が同じタイルを同じタイミングに置く」にも関わらず、結果が大きく異なる点にある。
下の広さを優先で確保する人、積めるときにどんどん積んでいく人、他のタイルを見て意図的にいびつに配置をする人…見えてるものは同じでも、出来上がったものにはプレイヤーの個性が見え隠れする。
個人の感性と計画性、そして運が試される…そんなゲームだ。

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大きな数字がきれいに積めると気持ちいい

【自分語り】
友人宅で遊ばせてもらって気に入った作品。箱絵はよく見かけていたが、中々やる機会に恵まれなかった…。最終的には紆余曲折あり、我が家にお迎えする形になりました。

最初やった時の「は?これ無理ぞ?」から、1ゲーム終わった時の「あーなるほど、完全に理解した」からの、2連続プレイして「やっぱ無理ぞ?」となるなど、わかったようでわからない、でもタイル配置楽しー!となるゲーム。

ボードゲームらしさが十分にあり、それでいてルール量が少なくプレイ時間も短い。
ボードゲーム初めてです」「カード以外のボードゲームもしてみたい」といったニーズに、気軽に答えられるフットワークの軽さが◎。見た目がカラフルなのも良き。

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カードもシンプル。わかりやすいは大正義。

【おわりに】
気軽に遊べるタイル配置ゲームのご紹介でした!
ソロプレイでスコアアタックを…といった遊び方もできるそうなので、お持ちの方はぜひ挑戦してみてください!