【レビュー・紹介】バニーキングダム【目指せ、最強のうさキングダム！】
どもども、ゆーやです。
突然ですが、皆さんうさぎさんは好きですか？
丸くてモフモフ、かわいい目・耳・口、特徴的な動き方…動物界でも屈指の愛されポイントホルダーな動物ですよね。（たぶん）
ボードゲームには様々なテーマがあり、生き物にフォーカスしたものも多くあります。なんなら犬やら猫やら蟻やらナマケモノやら、一種類の生き物にぐっと寄せた作品も多数存在。もちろんウサギもありますとも！
というわけで今回は、ウサギまみれワールドでの王国作りゲーム『バニーキングダム』をご紹介！
◆バニーキングダム（プレイ時間(目安)：60分 プレイ人数：1～4人）
【ルール概要・システム紹介】
① 最初に手札が配られるので、その中から2枚を選んで手元に残す。他のカードは左隣の人へ全て渡す。
※自分に回ってきたカードはまだ中を見ないこと。
② 全員が2枚のカードを選んだら一斉にカードを公開。カードごとに書かれた効果を処理していく。
※「親書カード」と呼ばれるものだけはそのことを公表して手元に伏せて持っておく。
③ 全員がカードの効果を処理したら、右隣から回ってきたカードを確認して再び2枚選んで手元に、残りを左隣に渡す。
④ ②・③を繰り返し全部カードを回しきったら得点計算を行う。計算後は再び①～④を繰り返す。
⑤ 得点計算を4回繰り返したらゲーム終了。手元の「親書カード」の得点を最後に加えて、一番合計得点の高い人の勝利！
※カードを取って回していく流れを「ドラフト」といいます。以降の文面では「ドラフト」という表現を使用します。
箱絵→かわいい！ 駒→かわいい！ カードイラスト→かわいい！と、見た目アドバンテージがすざましい作品。「誰よりも立派なウサギ王国を作る！」というテーマも、ウサギ好きにはたまらない内容です。
ま、ゲームシステムはバチバチぼこぼこに領土を取り合うゲームなんですが…
（なお、構図は怪しい儀式にしか見えない模様）
「カードの効果で領土を確保＋いろんな資源を獲得＋お城を立てる」を進めて、どんどん自分の土地を広げていくのが基本の流れ。カラフルなうさぎ駒や立派な城駒が並んでいく様子は、ゲームをしてない人が見ても楽しめるんじゃないだろうか。
が、プレイヤー当人たちは見た目を楽しむ余裕がないことがほとんどである。
だって取られた土地は2度と手に入らないんだもん。
土地にもいろいろ特徴があるので、おいしい土地は早く取られてしまう。この「良い土地を押さえたい」という欲求にドラフトシステムが加わることで、「土地ほしい！邪魔したい！でも全部は選べない！」という状態を簡潔に生み出しているのが、この作品のすごいところ。
ちなみに、ドラフトでは最初に10以上枚カードが見える中から2枚を選ぶ形になる。加えて土地を確保するカードだけでなく、レアな資源やお城、ゲーム終了時に得点が入る親書等も含まれており、実際には「土地！邪魔したい！資源！邪魔したい!お城！親書！邪魔したい！邪魔したい！」みたいな状態になる。
そう、このゲームは良いカードを他プレイヤーに取られるのがひじょーに悔しいのだ。（個人談）
領土拡大以外にもアクセントになるのが「親書カード」の存在。
ゲーム終了時に得点を生み出すカードで、その内容がとても多彩。｢確保した海の土地×1点｣や｢マップの外周ににある確保した土地×2点｣、さらには｢隣の親書カードを1枚コピー｣なんてのも。
これにより、「他の人にはあんまりでも自分にとっては魅力的」という状況が各プレイヤー毎に生まれるので、毎回違ったプレイ感や展開が楽しめる。
（むろん、例外的に安定で強いカードも多々あるのだが…）
【自分語り】
ゲームをしてる時のテンポ感が良く、展開も毎回違って楽しめる、おまけに見た目がサイコーとお気に入りのゲーム。
自宅会でわちゃわちゃしながら、でもボードゲーム感の強いゲームをしたいときによく遊びます。本当はオープン会とかにも持ち込みたいけど、箱が大きいうえに重いんよ…
ドラフトゲームの中では情報量が多い（特にカードの種類と処理）印象なので、初めてプレイする人には、特に丁寧な説明＋引っかかっている部分がないかの確認にご注意を！つい説明を簡略化しちゃうぐらい、1回やってしまえば簡単でサクサクできちゃうゲームなんですはい。
【終わりに】
ウサギ尽くしのカラフルかわいいドラフトゲームの紹介でした。
見た目と裏腹、ウサギたちの熾烈な領土争いをぜひ皆さんも楽しみましょう！
