【レビュー・紹介】パレード【一流はッ! 客をッ! 飽きさせないッ!!】
どもども、ユーヤです。
コロナ禍で様々なお店やサービスが中止・制限を余儀無くされる中、某夢の国では「売り上げが6割減」なんて記事を少し前に目にしました。
入場制限は勿論ですが、一説では目玉となるパレードが中止になり、純粋に客足が遠のいたのでは…ということも噂されているようです。
仮装や被り物に身を包み、行進してくるキャストと来客者が一体となって楽しむことのできるあの煌びやかな大行進は、それだけ多くの人を魅了するコンテンツだった…ということなんでしょうね。
とゆーわけで今回は、そんな魅力あふれる大行進を我々の手で作っちゃえるゲーム『パレード』のご紹介です!
◆パレード(プレイ時間(目安):40分 プレイ人数:1~6人)
【ルール概要・システム紹介】
① 自分の番になったら、5枚の手札のうち1枚をパレードの最後列に配置。
② 今配置されたカードの次のカードから順番に、配置したカードの数字分カードをカウントしていく。
③ カウントされなかったカードのうち、以下の2つの条件どちらかに当てはまるものを引き取る
・出したカード以下の数字のカード
・出したカードと同じ色のカード
④ 手札を1枚補充して次のプレイヤーへ。
⑤ ①~④を繰り返して、山札が切れてさらに一巡(みんなの手札が4枚になるように)プレイしたらゲーム終了。
⑥ 残った4枚のうち、引き取る2枚を決めて一斉に公開。得点計算の結果一番マイナス点が少ない人の勝利!
パレードの列に一人ずつ演者を提供して、パレード全体を盛り上げるゲーム。でも提供した演者が同じ種類だったり実力不足だったりすると、飽きた観客が怒ってプレイヤーに詰めかけてくる。
有名な児童小説「不思議の国のアリス」を題材にしており、パレードの演者にはアリスや帽子屋、ウサギ、チェシャ猫と見慣れたキャラクターがそろい踏み。カードのデザインもお洒落で携帯性も◎。と、派手さはないがうれしいポイントが詰まっている。
当然苦しいポイントもたくさん詰まっている。
まず何より厄介なのが、手札が5枚なので対応できる幅が狭い。
引き取ったカードはマイナス点になるので、当然引き取りは阻止したい。
となると、でかい数字のカードほど強くて便利なのだが、最大値の「10」どころか「9」や「8」すら持ってないことも。それに引き換え、プレイに慣れてくるとパレード列に13~15枚並ぶことはざらなので、引き取りをすべて避けて通るのは非常に困難だ。
加えて、色が被っても引き取り対象になってしまう。パレード列のカード状態によっては4・5枚一気に引き取りも考えられえる…。
と、いうように、基本的に無傷では済ませるつもりがないゲーム設計になっている。
追い打ちをかけるのが点数計算の仕様。ゲーム中6色各11枚(0~10)のカードを使用するが、「引き取った数字がそのままマイナス点」且つ「各色最も引き取った人は、その色に限り1枚ごとにマイナス1点に変更」という計算方法である。
そう、半端に引き取ったらマイナス点が増える一方だが、ゲーム終了時に多くを占めればマイナス点が軽減されるのだ。
無論それでも取りたくはない、が、どうしても取らないといけない状況なら、「いっそ2・3枚同じ色をかっさらってもいいのでは…」と思ったら 他プレイヤーも同じ色を集めだして泥沼の引き取り合戦に…
しかも引き取りカードの内2枚は、ゲーム終了時まで内容がわからないため、慢心してたら枚数を超えられて無事死亡…なんてことも。
ちなみにこのゲーム、大人数でもわちゃわちゃして楽しいのだが、3人戦が個人的にはめっちゃおすすめ。引き取る色が否応なしにほかプレイヤーと被るので、苦しさが倍増じゃ効かないぐらい増し増しになる。(なお筆者はドMではない)
【自分語り】
ボードゲームカフェで友人と遊んで楽しかったので、思わず自分でも購入。プレイ時間とルール量のバランスがいいので、「重ゲーするには時間も体力もちょっと…」「でも少し遊びごたえのあるゲームが…」という場面でとても遊びやすい印象。省スペースでOKなのもポイントが高く、提案物に困ったらとりあえず出せる一品。
カード自体もきれいで、テーマもアリスということもあって、女性陣には特に出しやすい。もちろんシンプルに面白いので、男性にも自信をもってお勧めする!
自分が遊ぶとボロ負けor圧勝の2択になる模様。引き運に多分に影響されるゲームなのでやむなし…。
【終わりに】
みんなで盛り上がるパレードを作るゲームのご紹介でした!
皆さんはパレードがいまいちだからって、運営に文句言いに行ったりしたらダメですよ?