大阪生まれ福岡在住の筆者が、自由にボートゲームのあれやこれやを書き連ねるブログです。
ボドゲが活発な福岡から楽しいことも難しいことも発信します。

【閑話休題】インスト、何に気を付ける?(聞く側編)【それはさておき・・・】

どもども、ユーヤです。

今回は以前に書いた『インスト、何に気を付ける?(する側編)』の番外編として、『聞く側編』として自身が極力気を付けていることを書いてみたいなと。

『する側編』よろしく自論満載にはなりますがお付き合いいただければ幸いです。
では早速やっていきましょう!

●そもそも『聞く側』って気を付けることあるの?

ある。話す側と同じぐらいある。
個人談だが、筆者は「インスト=ルールを伝える」だけではなく、「コミュニケーションの延長(もしくはそれそのもの)」と考えている。有識者・教育者による講義」ではなく「対等な立場の人による会話」といった捉え方をしている…と言ったらええんですかね?まぁ簡単に言えば、「話す人も聞く人も平等だよ」というスタイル。

で、「対等な会話」であるなら(もしくは対等でないにしても)、聞く側の姿勢があまりにひどいと、話し手の能力に関わらず、その場が成り立たなくなってしまうというのは想像に難くないわけで…。
それ故に、「聞く側にも一定量配慮や気を付けるべきポイントがある」というのが、少なくとも自身に課している方針ではある。

 

●Point① 相手の会話を食わない・会話にかぶせない
ルールをすでに知っている人がいると、比較的起きやすい現象。メインで話す人とは別の人が、内容を知っているからと先々に話したり、言葉をかぶせて会話し始めたりするやつですな。界隈で俗にいう「インスト泥棒」ってのもこれに当たると思われる。

単純にインスト聞いている他の人の邪魔。共通の内容とは言え、複数の人間に入れ代わり立ち代わりしゃべられると、注意力散漫になりやすくならないだろうか?少なくとも筆者はなりやすいタイプだ。
多分、界隈特有の「趣味に熱量が高い人が多い」故に「知っていることを自分の言葉で話したい」という欲が、より強く前に出てるんだろうなぁ…とか思ってたりするが、公共の場なのでそこは理性的に(笑)

あと、人間各々に「自身が伝えやすい会話の組み立て(聞く側が分かりやすいかどうかは別)というものがあると思うので、そこを遮ってしまうという点でも、褒められる振る舞いではないのかなぁとか思ったり。

 

●Point② 質問をする
上記で「会話を遮ってしまうのは、褒められる振る舞いではない」と書いてたが、これに関しては基本的に例外と考える。

筆者は社会的に言うテンプレの社畜なので「分からんことは質問しろ、質問せんかったらそれはそいつの落ち度」ぐらいに思っている。(無論、会社で働いている時はそんなこと口外しませんが…)ボードゲームのインストにおいては、そんな攻撃的には考えて無いものの、「話し手側からは、聴き手側の不明点に非常に感づきにくい」というのは事実。
「聴き手も対等」と考えているからこそ、「分からない」をしっかり伝える事は、聴き手側から積極的に・・・と考える。

ちなみに、「ルール説明中は質問するな、黙って聞け」みたいな人をたまにTwitterとかで見るときもあるが、そんな馬鹿野郎は基本無視でよし。

「質問する」という行為は、「一緒に遊ぶうえで、自身が正しくルールを理解するために努めてくれている」行為で、いわば「聴き手側がみんなでその場を楽しめるよう、積極的になっている」という協力の姿勢とみている。
話の流れで「後の話と関連するから、追って回答する」という対応なら分かるけど、「そもそも質問を受け付ける姿勢すら見せない」のは、コミュニケーションとしては論外で、それなら動画なり文章なりにして、一方通行で勝手に公表しておけばいいと思っている。

●Point③ 聞く事に集中する
自分も含めて大体の人が無意識にできている内容ではある。話してる人の方に注目して話を聞く・質問をするという姿勢のお話だ。じゃあなぜ取り上げたかというと…まぁたまにね…居るんすよ…説明中ずっっっッとスマホいじっているような奴が。

自他インストを通じて過去数人だけ見たことあるが、「あいつらあれでよく話聞けるなんて思ってるな?」と思えてしまえるぐらいに、話し手にもボードにも手元のコマにも注目しない。(至極まっとうな人で、緊急連絡の必要ある人は「ちょっと一本連絡します!」とメールでも通話でも断り伝えてくれるのが殆ど、もちろんそれなら「どうぞどうぞ」と気持ちよく思える。)

見てて不快度が高いので、自分はああはなるまいと心の中の反面教師にさせてもらっている次第だ。

●まとめ  ~「ボードゲームは『協力ゲーム』」~
上の言葉は、筆者の行きつけのボドゲカフェ店長が言っていた言葉だ。(厳密には異なるが、概ねこの言葉に要約される・・・と思っている)

ゲームを共にする人がいて、その人たちみんながお互いを思いやったり、配慮したり、譲り合ったり話し合ったりしながら、「勝ち負けに関わらず、その場をみんなで楽しむための協力」を行うことで、このコンテンツは初めて「楽しいコンテンツ」になりえると思っている。

今回は「インスト」を中心に考えたが、「話し手」が入れば「聴き手」がいて、立場が異なる者同士の配慮・立場が同じもの同士の配慮がそれぞれ必要になる。説明する側は覚えたり話を組み立てたりと、気を張る部分も多いので振り返れるが、話を聞く側は意外と無意識に聞いている事が多いのが人の性。
「話し手が気持ちいい、話しやすい聴き手の在り方って何だろう」と、一度自問してみるのも面白いかもしれない。

●終わりに…
「インスト、何に気を付ける?」聞く側編でした!
「話し上手は聞き上手」なんて言葉がありますが、実際片方上手な人間は、もう片方も上手なことが多い気がします。少なくとも筆者自身は「どちらかだけ飛び抜けて上手い!」みたいな人な思い浮かばないですね…。あれって結局「話が上手(聞くのが上手)な人は、気持ちよく聞かせる(気持ちよく話させる)術を知っている」てことなんでしょうね。

インストにも同じことが言えると思ってて、説明やゲーム紹介が上手な人ほど、聞くときの集中力があったり、聞くことそのものや質問することに注力してくれることが多い印象です。

ちなみに自分は、変に遜らない自己評価としては、「コンディションさえよければ聞く能力は並みぐらいにはある」・・・といったところでしょうか。仕事終わりで疲労が勝ってると、全然頭に入ってこない時も間々ありますな…。

まぁこの話はこんなもんでしょうか。
皆さんも、「ちゃんと聞くとはなんぞや?」と一度自身に語り掛けてみてはどうでしょう。ではでは今回はこの辺で…。

 

--------------それはさておき…-------------------