大阪生まれ福岡在住の筆者が、自由にボートゲームのあれやこれやを書き連ねるブログです。
ボドゲが活発な福岡から楽しいことも難しいことも発信します。

【レビュー・紹介】ティーフェンタールの酒場【酒場通りはいつでも大賑わい!】

どもども、ユーヤです。

コロナ禍の影響を大きく受けたものの中に、「お酒関係」が挙げられます。飲食店での提供禁止は勿論、酒卸業社への大打撃に、「宅飲み」需要の増加による新商品の開発など、大小さまざまな変化をもたらしました。

筆者は下戸の為お酒NGですが、それでも居酒屋が多数存在する福岡で、夜も早々にお店の明かりが消えてしまっている様は、どことなく寂しいものがありますね…。

だったらボドゲの中ぐらいは、元気に居酒屋を営業しましょう!
とゆーことで、今回はベストでナイスな居酒屋経営を目指すゲームティーフェンタールの酒場』の紹介です!

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ティーフェンタールの酒場 (プレイ時間:60分 プレイ人数:2~4人)

【ルール概要・システム紹介】

① ラウンド開始時のボーナスを獲得する。

② 各々山札の上から1枚カードをめくり、出たカードを個人ボードの該当箇所に置いていく。繰り返していく中で、置けなくなる条件を満たした人はそれ以上めくらない。

③ 全員がめくり終えたら、白ダイス4つ+あれば自分のカラーダイスを振る。カラーダイスはすべて自分の手元に確保して、白ダイスは4つのうち1つを手元に確保、残りを左隣の人に渡す。

④ 渡された白ダイスから1つを手元に確保して、再び残りを左隣へ渡す。これを白ダイスが4つ手元に来るまで繰り返す。

⑤ スタートプレイヤーから順に、手元のダイスを使ってこのラウンドに行えるアクションを全て行う。(第ルの割り当てによるリソースの獲得、店の改良、カードの獲得など)

⑥ 全員が⑤を終えたら、個人ボード上のカードを全て捨て札にして次のラウンドへ。

⑦ ①~⑥を9ラウンド繰り返したらゲーム終了。最も得点の高い人の勝利!

ティーフェンタールという村の居酒屋店主になって、より良い居酒屋に発展させるべく、酒をふるまいお金を貯めて、お店を改良し新たなお客を呼びこんでいく。より良いお店には貴族まで来てくれるそうな。

ゲームシステムは「デッキビルド+ガチャ+ダイスドラフト」となかなかに盛りだくさん。より良い店を作っていくデッキビルドに、作ったお店がその時どれくらい繁盛するかを見るガチャ、そして実際にお店を回していくダイスドラフトといった感じだろう。

個人ボードも特徴的で、大小様々なタイルをはめ込むことで、1つのお店が完成する。ゲームの仕様上、個人ボードの1部分だけ反転させることがあるので、その対策だろう。なお、筆者は開封時に「これはタイル抜いた後のゴミやな」と、必要な店パーツをゴミ箱にぶち込んでいる。(ルールよんでる時に気付いて回収した)

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組み立て式ボードにテンションが上がるのは筆者だけではない…はず…

デッキビルトなので当然カードを使う。大きく「お客カード」「設備カード」に分けられるが、前者は大体同じ仕様で扱い、後者は6種類あるが簡単な効果で分かりやすい。デッキビルド系で厄介な、文章を読まなくていいのも◎。

お客カードはそのラウンドにもてなすことでお金を生み出し、新たな設備拡張を図ることが出来る。ただし、テーブルがお客カードでいっぱいになると、そのラウンドはそれ以上カードをめくれないので、自分の抱えるお客カードの枚数には注意。

設備カードはお金とは別のリソース「ビール」を生み出してくれる。新たなお客カードを獲得するために必要で、「お金」「ビール」の生産体制をどんなバランスで調整するかは、プレイヤーの経営手腕次第だろう。
また、ラウンド中何枚めくれても制限に引っかからないので、沢山めくれればめくれるだけ良い。ただし、勝利点にはあまり繋がらないのでこちらもデッキに仕込む枚数は気を付ける必要がある。

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呼びたいお客と欲しい設備を適宜選択。自身の運営方針に合ったお店づくりを目指そう

お客カードは「指定の出目のダイスを消費」することで、初めてお金が生まれる。よってダイスドラフトも大事なわけだが、割とこのゲームのダイスドラフトはゆるゆるだったり。「どの目でもOK」というアクションが個人ボード上にあるので、基本は何かしらできるようになっているからだろうか。

とはいえ、カードもダイスも早取りで、より自分の必要な物をかき集められるかは、お店の為にすごく大事な部分だろう。
このティーフェンタールの村における「居酒屋の先駆者」になるべく、冷静な分析・相手の先行く勝負勘、そして何より運を味方につけて沢山のお酒をふるまっていこう。

【自分語り】
海外版を取り寄せるか検討するほど、世界観もシステムもツボにはまったゲーム。幸い悩んでいる最中、日本語版の発売が決定したので、無事に購入できた。

デッキガチャで個人で一喜一憂して、ダイスドラフトで周りとわちゃわちゃできるので、「ちょっと長めのゲームしてみたいけど、考え込むよりはワイワイできるほうが好き」といった人には良く刺さるんじゃないだろうか。

個人的には、毎ラウンドカードの捲れ方でお店の様相が変わるところが好き。「今日は客足少なめなぁ…」としょんぼりする時があるのはご愛敬。

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お客も施設も整わない日は「今日はそういう日だった」と割り切るのも大事

【終わりに】
お金と酒でNo1を目指すゲームのご紹介でした!
ゲームの後に近くで一杯…なんてのも乙かもデスヨ。