大阪生まれ福岡在住の筆者が、自由にボートゲームのあれやこれやを書き連ねるブログです。
ボドゲが活発な福岡から楽しいことも難しいことも発信します。

【レビュー・紹介】ディビナーレ【見えるッ…未来が見えるぞッ(見えません)】

どもども、ユーヤです。

皆さん「占いの館」って行ったことありますか?水晶やらタロットカードやらを持った、ミステリアスな おばちゃん おねーさんが、お客さんの悩みや未来を診てくれるあれです。

僕は基本無神論者で、占いも信じちゃいないですが、もしできるなら未来視とかやってみたいですねぇ。未来を知ったうえで人間がどんな選択をしていくのか…私気になります。

とゆーことで今回は、そんな未来が見える占い師になれちゃうゲーム『ディビナーレ』のご紹介!

f:id:cousi33:20220126133822j:plain



◆ディビナーレ (プレイ時間:30~45分  プレイ人数:2~4人)
【ルール概要・システム紹介】

① 手札が配られるので、そのうち半分をドラフトする。

② ドラフト後、手番順にカード1枚ずつプレイ。プレイしたカードに合わせて、自分のトークンを予想した数値エリア、もしくは中央まで必ず移動させる。

③ 手札が半分になった時点で、残り手札の半分を再度ドラフト

④ ②と③を手札が全部プレイされるまで、規定数繰り返す。

⑤ 手札がすべてプレイされたら、プレイされたカードの種類と枚数をチェック。自身のトークンを置いている数値エリアを確認して、加点・減点を処理。

⑥ ①~⑤を4ラウンド繰り返して、最も点数の高い人が勝利!

最高の占い師を名乗る為に、他プレイヤーたちと数字の当て合いを行うゲーム。
キャラクターの中には「お前占い師?探偵かジャーナリストじゃない?」みたいなやつもいるが、れっきとした占い師だ(なお、キャラによる性能差は無いので、好みのキャラを選ぶと良し)

f:id:cousi33:20220126133845j:plain
パット見インドの豪商、その実凄腕占い師

配られたカードがドラフト・プレイによって徐々に明らかになってくるので、その情報をもとに「どの種類のカードが何枚プレイされるか」を予想していく。一見「数字を当てればいいゲーム」程度に見えるが(実際そうではあるが)、プレイしてみると思った以上に、いやらしさが満ちたプレイ感に仕上がっている。

このいやらしい仕上がりの原因は、「カードプレイ時の処理」「予想エリアの仕様」にある。
このゲームでは「カードを出したら、その種類の予想エリアを必ず変更しないといけない」ようになっている。カードは4種類、毎回24枚(欠け12枚)を使うのだが、カードの種類によって枚数の方よりがかなり大きい。(最大12枚、最小5枚)

結果、「1つの種類について3~4枚プレイする」ことも珍しくなく、そのたびに予想エリアの変更を強要されるので、「予想は出来てもいい場所に居続けられない」自体が頻発する。

追いうちをかけるように、このゲームの予想エリアは「1か所につき1名」までしか居れない仕様になっている。先に「10」と予想されたら、自分が「10」を予想するには、相手がその場所をどくのを待つしかないのだ。

これらの要因で「枚数は大方目星付いたが、行きたいところに絶妙にいけない」状態が発生する。
そう、このゲームにおいて「未来視が出来る=数値が見えている」ではない。
「未来視が出来る=使用されているカードの枚数を把握しながら、相手から回ってくるカード、数値予想の移動先も分かったうえで、自身の予想的中のルートが見えている」状態を指しているのだ。
いやー、さすが凄腕占い師達…求めてるものが超人のそれである…。

f:id:cousi33:20220126133839j:plain
多くても7択、それでもなかなか当てられない…

【自分語り】
年末に友人が主催をするゲーム会でプレイさせてもらいました。
最初こそピンとこなかったものの、1ラウンド終わる頃には、このゲームの気持ち悪さがすっかりお気に入りに。
超レアゲーのようで入手は諦めてましたが、その後の年始フリマで、このブログお馴染み「素敵な旦那」からお買い上げしてしまいました!安い買い物ではなかったぜぇ…だいぶdiscountさせてもらったけどなぁ…(ニチャア)

どうやら以前から興味がある・面白かったけど久しく遊べてないという人が周囲に一定数いるようで、買ったその日に積み崩し。別の場所とメンバーでも遊びましたが、やることと目的が分かりやすくて、安定して面白い印象。
入手のしづらさを除けば、どこにでも出していける良作です!

個人的には、すごく煽り文句を吐き合いながら遊べるのが◎。
「いや、自分見えてるんでっ(キリッ)」「まさかあなたお見えにならない…?」
「(予想外しそうになって)見えませんねぇ!(本田のマネ)」
「(予想外して)いやー、見えすぎで次のラウンドの数値に置いちゃったわ」
どんなプレイしてても、勝っても負けても、煽れる煽られるのである。

f:id:cousi33:20220126133851j:plain
終始プレイヤーを振り回すカードたち、タロット風でいかにもそれっぽい

【終わりに】
未来がまるわかりな占い師を目指す『ディビナーレ』のご紹介でした!
持ってる人は本物の水晶玉とか飾って、雰囲気十分な中でやってみても面白いかもデスヨ!